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【閲覧注意】突き指したと思って放置した結果、大変なことになりました

※ご注意兼免責事項※

ここに書かれている個人で行った対処法は、あくまでもルトくんが自己判断で行った事です!
効果を保証することではありません!!
症状がおかしい場合は、ただちに専門医にご相談ください!!
万が一後遺症などが残った場合であっても、ルトくんは一切の責任を持ちません。

5月のことですが、ルトくんは仕事中に突き指をしてしまいました。
このブログの更新が途絶えたのは、記事のストックが無くなっただけでなく、
指の負傷も関係していました。

あ、小説家になろうで連載中の「幼馴染みと大陸横断鉄道」は、
負傷前に書き溜めておいて予約投稿していたので毎日更新できていただけです。

話を戻します。

突き指なんて、中学生の頃にバスケットボールを部活動でやっていた頃には、
軽いものならよくなっていました。
そのたびに水などでよく冷やし、湿布などを貼って放置しておけば、
だいたいは治ったものでした。

しかし、今回はちょっと事情が異なりました。

今回は、そのときのことをお話しいたします。

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久々の突き指

それは仕事をしていた時、突然起こりました。

私は職場の先輩と共に、長椅子を片付けていました。
長椅子を壁際に片付けるために、私がそれを手伝っていたのです。

壁際に持って行き、私が位置調整をしながら
あと少しで片付けられると思ったその時、
事故は起こりました。

長椅子が少しずれていたので、私が調整しようとしたその時、
先輩が思いっきり長椅子を壁に向かって押したのです!!

そのとき、私の右手中指が長椅子にものすごい勢いでどつかれました!!

中指と長椅子が激突した瞬間、
パキッという嫌な音が聞こえました。

その直後、中指に激痛が走り、
私は中指を左手で覆いながら飛び跳ねました。
激痛で声が出ず、思考も一時的に止まりました。

突き指をしてしまったと思いました。

しかし、あまりにも痛みがひどかったので
「もしかして折れたかもしれない」
と、少し青ざめました。
いや本当に、それくらい痛かったです。

先輩もすぐに異常事態に気がつきましたが、
突き指だと気づきますと、

謝罪の一言の前に
「今ので突き指したの? ヤワだねぇ~」
なんてことを抜かしてきました。

正直、この時ばかりは殺意を覚えました。
拳銃があったら撃ち殺していたかもしれません。(笑
どこぞの警官のように。(怖

とはいえ、先輩から「冷やした方がいい」と云われたので、
すぐに冷やしました。
いや、云われなくてもやっていましたよ。はい。

このときまでは私も「少し経てば痛みも感じなくなるだろう」と楽観視していました。

痛みが翌日まで残るようなことは、まず無かったからです。

「冷やしただけじゃダメだ」と思い、
帰り道にドラッグストアに立ち寄り、湿布薬とスポーツ用テーピングテープを入手し、
風呂上りに湿布薬を中指に巻いて、スポーツ用テーピングテープで補強しました。

「これで一晩寝れば、明日の朝には治っているだろう」
と思っていました。

しかし、これも甘い認識でしかありませんでした。

引かない痛みと腫れ

おかしいと気づいたのは、翌日の朝でした。

一晩寝たのに、痛みが一向に引かず、腫れも収まりません。
湿布薬を取ってみて、驚きました。

どうやら内出血を起こしているらしく、
指の一部と爪の一部が赤黒く変色してしまいました。

しかし、これも数日経てば消えてしまいました。

「やっぱり、ただの突き指だったなぁ」

そう思いましたが、私はまだ嫌な予感が消えませんでした。

剥離骨折の発覚と手術

2週間ほどしまして、私は「もしかしたら」と思い、整形外科に行きました。

右手中指の先端が、いつまで経っても腫れが引かなかったためです。
レントゲンを取り、出来上がったレントゲン写真と医師の先生からの言葉で、とんでもないことが分かってしまいました。

なんと、指の一部が剥離骨折していました!!

「ここでは治療できないから、大病院で治療してもらいなさい」
そう云われて、紹介状を渡された私は、すぐに紹介状を持って大病院に向かいました。

幸い、大病院への道は知っていましたので、車を走らせること20分くらいで着きました。
そしてすぐに整形外科へ行き、診察のため待ちます。

再びレントゲンを撮影し、改めて剥離骨折している事実を突きつけられます。
ルトくん(以下、ル)「先生、どうすれば治りますか?」
医師の先生(以下、医)「手術して針金を入れて、骨を固定するしかないですね」

詳しく話を聞きますと、ありがたいことに日帰りで手術してもらえるとのことでした!!

ル「手術しないと、どうなりますか?」
医「10年、20年先に骨が変形して、指が曲がったままになるよ。それに、指に痛みが残るけど、それでもいいの?
ル「手術してください!!」

こうして、手術が決定しました。

私が60代や70代なら、そのままにしていたと思います。
指が曲がる前に、死が訪れるはずですから。
しかし20代なので、これから30代、40代になったときに日常生活に支障が出てしまいます。
障害者認定を受けて障害年金が出るわけでもないので、手術を受けて治してもらうことにしました。

いくつもの手術前検査を受けた後、手術の順番を待ちます。
前の手術が遅れたため、かなり待たされましたが、その日のうちに受けることができました。

人生で初めての利き手の手術なので、かなり緊張したことを覚えています。

部分麻酔で手だけ麻酔をかけ、針金で固定しました。
途中で麻酔が切れて、激痛が走ったりしないかとヒヤヒヤしました。

手術は無事に終わりましたが、右手の中指だったこともあり、
日常生活でかなりの不便を被ることになりました。

とりあえずペンは持てます。
自動車の運転もできます。

しかし、箸は持てません。
そのため自炊が全くできなくなってしまいました。

さらにお風呂にも満足に入れません。
右手を濡らしてはいけないためです。
毎日、お風呂に入るときは右手をコンビニのビニール袋でカバーして入っています。

洗濯をするときや掃除をするのも、満足に行きません。

一番つらいのが、キーボードを叩く速度もかなり遅くなってしまいました。
左手しか使えないのです。(右手は万が一のことも考え、お休みさせています)
執筆速度がかなり落ちてしまいました。
かなりのショックでした。
なろうで執筆している「幼馴染みと大陸横断鉄道」を、期限までに予約投稿して毎日更新を維持できるのか不安になったりもしました。

正直、メイドさんを雇いたくなりましたよ。
いやらしいこととか一切抜きで!
ただ家事をやったり、買い物を代行してほしかったです!!

自炊ができなくなったため、毎日サンドイッチやカップ麺を食べて生活していました。

中指がミイラ男に!

指が包帯でぐるぐる巻きになってしまったので、中指だけミイラ男みたいになってしまいました。
ちなみに包帯と患部を包んでいるガーゼを取ってしまうと、骨を固定している針金が一部むき出しになっています。
(ルトくんはレントゲン写真でしか見たことがありません。実際に針金が突き出ている指を見たのは、針金を抜くときだけです)

ガーゼが無いと、フランケンシュタインになった中指が出てきます。(笑
グロいですね。

仕事もほとんどできなくなったので、デスクワーク中心になりました。
正直、諭旨退職を言い渡されるのではないかと不安になったりもしましたよ。

その後、1週間に1回、手術をした大病院で経過観察を行い、包帯を取り換えてもらうことになりました。

労災になりました

指がこんなことになってしまったことを職場に話しましたら、
労災になりました。

実はこの時、健康保険を使って費用を一部支払っていました。

しかし、私は以前の勤め先が社労士事務所でした。
労災になると分かった瞬間に「治療費は戻って来るな」と安心しました。

そして後日、様式第5号と様式第6号が渡されました。
以前、社労士事務所で書いていた懐かしの書類です。
(実はこれらの書類は厚生労働省のHPでPDF形式で配布されています。
もちろん、ルトくんも全種類保存していつでも印刷できるようにしています!)

すでにあらかた記入されていましたので、
私がやることは三文判を押すだけでした。

様式第5号を最初に受診した病院に提出し、
様式第6号を手術を受けた病院に提出します。

そうしましたら、診断書代以外のおカネが返ってきました!!

剥離骨折だと判明して手術を受けてから、
自炊ができなくなったので、サンドイッチやカップ麺を食べてきました。
そのため食費がバカにならないほど増えてしまいました。
そんな時に、治療費が返ってきたのですから、かなり助かりました。

労災保険があってよかったと思いました。

とはいえ、結局食費となって出ていくことに変わりは無いんですけどね。(笑

包帯が取れた日

手術をしてから1ヶ月と1週間後。
ついに包帯が取れて抜糸をするときがやってきました。
正確には針金を抜きましたので、抜針ですかね?

包帯を取っていきますと、右手の中指が顔を出しました。
実はこのときが、初めて自分の目で直接右手中指を見たときでした。
ずっと、指先を覆っているガーゼの部分は交換しておらず、消毒薬をつけるだけでしのいできたのです。
これは私の独断ではなく、ちゃんと担当医師がそうするようにしていました。

右手中指には、2本の針金が刺さっていまして、確かに突き出ていました。
見事にフランケンシュタインみたいな指です。
なかなかにグロい指でした。

しばらく待っていますと、先生がやってきまして、ラジオペンチで針金を抜きました。
抜くときに痛みなどはほとんどありませんでしたが、
ひっぱられる感覚が強くありました。

針金が抜けますと、指にまるで虫が食ったように穴が開きました。
そしてそこから赤黒い血液が流れてきます。
そこに再びガーゼが当てられ、包帯で指がぐるぐる巻きにされてしまいました。
バンソウコウなどで止められると思っていましたので、少し驚きました。

私は先生に聞きました。
ルト「先生、いつになったらこの包帯を外してもいいですか?」
先生「1~2日経ってからだね。血が止まったら、バンソウコウとかで傷口を塞いで保護してね。あ、指はもう洗っても大丈夫だから」
そう云われて安心した私は、翌日に包帯を取ることにしました。

そして血が止まったように感じた私は、包帯を取って傷口を見ました。
なんと、2か所の傷口のうち1か所はすでに完璧に塞がっていました!!
もう1か所も、ほぼ塞がっていましたので、私は塞がり切っていない傷口にバンソウコウを張り、包帯とはおさらばしました。

これでやっと、包帯から解放されました!

なってみて分かったこと

健康って素晴らしい!!

普段は特に意識することがありませんが、健康はおカネでは買えないものです。
風邪を引いたりしたときにいつも思うことですが、今回の骨折でも思わされました。

そして、指1本使えなくなるだけでも、日常生活にかなりの不便を生じます!
炊事はできませんし、お風呂に入るにも気を遣います。

なにより、見た目も悪いです。

あちこちで「その指どうしたの?」と質問攻めに遭い、その度に説明しなければなりませんでした。
「ただの突き指だと思っていたものが、実際には剥離骨折だった」
そう説明しますと、必ずかなり驚かされました。
そして心配されます。
小さいとはいえ、骨折していましたから。

健康がイチバンです!!
これ最高の教えにして宇宙の真理!!

まだ終わっていません

こうして剥離骨折はほぼ完治しましたが、実はこれで終わったわけではありません。

1ヶ月半近くも中指を動かさずに過ごしていましたので、
指の筋がすっかり凝り固まってしまいました。
そのため、指がとても曲げにくいものになってしまいました。
途中までしか曲げられず、かなり違和感も残っています。
右手の握力も、落ちてしまいました。

そのため、現在は右手を握って開くを繰り返すリハビリを行っています。
ずっと使えなかった箸を使うことも、リハビリになると思いますので、
積極的に箸を使って食事をしていくつもりです。

自由な右手を取り戻すための道は、まだまだ長いです。

皆様もちょっとしたケガだと思っていたものが、
実は予想以上の思わぬ大ケガだったりするかもしれません!!

少しでも「なんか変だな……」と思った場合は、
病院で診てもらうことを強くオススメします!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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