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確定申告をしよう!

自営業やフリーランスの方にとってはお馴染みの恒例行事があります。
それが「 確 定 申 告 」です。
一定以上の所得のあるサラリーマンの方や、不動産収入がある方なども確定申告は必要になってきます。
そのため毎年12月頃になりますと、書店に確定申告のマニュアル本が並びます。
税法は毎年変更されますので、昨年のものを使い回すのはあまりよくありません。

私は初めての確定申告を、2017年の2月に行いました。
今回は、そのときのことをお話ししたいと思います。

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どうして確定申告をしたの?

11月の末に社会保険労務士事務所を退職していましたので、私はそちらでの年末調整が済んでいませんでした。
辞める時に離職票と共に源泉徴収票を要求しましたので、源泉徴収票は手元にありました。
そのため、私は確定申告をする必要がありました。
(どっちにしろ、マクドナルドでも平行して働いていましたので、二か所以上で勤務していた私は確定申告が必要ということを、2016年の11月になって知りました)

12月の初旬に、私は確定申告のマニュアルを購入しました。
しかしそれだけではよく分からず、地元の届出を行う税務署に電話を掛けて職員の方に説明を求めたりもしました。
そのときに、税務署職員の方から、国税庁のホームページから書類を作れるサービスがあることを聞かされました。
それで最初は専用の用紙を税務署で貰って提出しようと思っていた私は、国税庁のホームページで作った方が楽だと気づき、国税庁のホームページで作って印刷したものを添付書類と共に提出することにしました。

必要になったもの

マニュアル本と、国税庁のホームページと、税務署で貰った昨年度の確定申告のしおりを頼りにして、まずは必要なものを準備することにしました。
必要だったのは、以下のものです。

・確定申告書A様式
・控除証明書
・源泉徴収票(原本)
・印鑑
・本人確認書類の写し
・マイナンバー通知カード又はマイナンバーカードの写し

確定申告書は、国税庁のホームページで作成するため、手元にはありません。
なお、国税庁のホームページで作った場合は、A様式で十分な場合でも、強制的にB様式で作成されます。
この場合、B様式で提出しても問題ありません。

控除証明書は、主に国民年金の納付書と納付額通知書がこれに該当しました。国民年金は全て社会保険料として控除対象なので、28年度に納付した総額を記入することができます。
真面目に納めていて良かったです!

源泉徴収票と控除証明書は、なんと原本が必要でした!!
しかも受け取ったものは全て提出しないといけないということでしたので、全て自分の控えとしてコピーとスキャンをしておきました。
そして印鑑なのですが、こちらは認印で十分とのことでした。
実印などを用意しなくてはいけないかもしれないと思っておりましたので、少し安心しました。

マニュアル本と国税庁のホームページを頼りに、早速作成に取り掛かりました。
幸い、時間はたっぷりあります。
「分からないところは、マニュアル本や税務署に電話して確認しながら作成しよう」
そんな気持ちで、入力を開始します。

確定申告書を作ろう!

国税庁のホームページにアクセス

まずは、国税庁のホームページにアクセスします。
毎年、国税庁のホームページのトップには、前年度の確定申告をするためのリンクが張りつけられます。
そこから「確定申告特集」に飛び、さらに「確定申告書等作成コーナー」へと移動していきます。
ここまで来ましたら、後は画面の指示に従って入力等をしていくだけになります。
もちろんですが、指示には嘘偽り無く従ってください。

源泉徴収票を入力

まず入力したのは、社労士事務所から受け取った源泉徴収票でした。
画面の指示に従い、源泉徴収票から数字を拾い上げては、入力していきます。
はっきり言いますと、これだけはすごく簡単です。
何しろ、国税庁の確定申告書作成のページは、役所が作ったウェブサイトとは思えないほど分かりやすくできています。(失礼)
認識能力に問題がある人以外なら、簡単に入力できます。

社労士事務所の源泉徴収票を入力し終えますと、一旦データを保存しました。
こまめに保存することは、文章を書くこと以外でも重要です。
そして次に、マクドナルドから受け取った源泉徴収票を同じように入力していきました。

源泉徴収票の内容の入力が終わりますと、株や不動産での収入がある方は、記入してくださいという指示が出ます。
私は株も不動産も持っていませんので、これはスルーします。

控除対象の保険料入力

そして次に、社会保険料や地震保険などの控除対象となる保険料の入力が行われます。

私にとって控除対象となったのは、国民年金と国民健康保険料でした。
まず、平成28年度中の1月~12月に支払った国民年金の総額を算出します。
その次に、役所から送られてきた通知を元に、国民健康保険料の総額を算出します。
そして出た金額を、それぞれの欄に入力します。
何の数字なのかはっきりと分かるように、見出しも「国民年金」「国民健康保険料」と間違えないように入力します。

なお、国民年金は控除証明書を添付して納めたことを証明する必要がありますが、
国民健康保険料については、控除証明書の添付は必要ありません。
国民年金の場合、毎年9月~10月頃に「社会保険料の控除証明書」が届きまして、
それを確定申告書に添付して提出します。
10月~12月までの国民年金保険料の証明をするためには、紙の領収証書を添付して提出します。
私はそれで問題なく受理されました。

他に配偶者控除、医療費、生命保険料、地震保険、寄付金、小規模企業共済等掛金などがある方は、それらも入力していきます。
掛金や保険料などのどれが控除対象になるのかは、それぞれ異なりますので、分からないときは保険会社や税務署などに問い合わせてください。

住所や氏名の入力

申請内容の入力が終わりましたら、氏名や住所等の入力を行います。
そしてその前に、住民税等に関する事項の入力があります。
住民税の徴収方法を、選択できます。
基本的にサラリーマンの方であれば、給与から天引きされますので「給与から差引き」を選べば大丈夫です。
天引きされたくない方、
自分で納付したい方(若しくはしないといけない方)は、
「自分で納付」を選んでください。

16歳未満の扶養親族や控除対象配偶者、控除対象扶養親族がいる場合は、そちらの入力も必要です。
いない場合は、入力は不要です。

そして次は、住所・氏名等の入力になります。
氏名は漢字とカタカナで、フルネームで入力します。
性別と電話番号の入力も必要です。
電話番号は「自宅」「勤務先」「携帯」から選ぶことができます。
どれでも大丈夫なので、確実に連絡が取れる番号を入力してください。

世帯主の氏名と続柄は、その場所に住んでいる人の筆頭者です。
実家で両親と暮らしている場合は、だいたい父親か母親がそれに当たります。
1人暮らしの方なら、申請する本人です。
続柄は、世帯主が入力した氏名の方から見てどの関係(本人、妻、子等)に当たる人なのか確かめて入力してください。

納税地は、基本的に住所でOKです。
郵便番号を入力して「郵便番号から住所入力」をクリックしますと、住所が自動で入力されます。
但し、番地までは自動で入力されませんので、番地などは自分で入力してください。
マンションなどに住んでいる方は、部屋番号まで入力が必要です。

提出先の税務署は、都道府県を入力し、自分の住んでいる住所地を管轄している税務署を選択してください。
提出年月日は、印刷したものに手書きで書き込んでも大丈夫なので、
入力しなくても問題ありません。
(但し、提出時には必ず書き込んでください!)
整理番号は、分かる場合入力すれば大丈夫なので、初めて提出をされる方は入力しなくて大丈夫です。
1月1日の住所が入力した住所地と異なる場合は、そちらの入力もしてください。

次に、還付金の受取方法を選択します。
これは必須です。
基本的に、ゆうちょ銀行かそれ以外の銀行への口座振込になります。
どの銀行を選ぶかは自由なので、お好きな銀行の口座を選んでください。
(受付しているかどうかは、各銀行にお尋ねください)
またゆうちょ銀行のみ、各店舗や窓口での受取も可能です。

ゆうちょ銀行以外の銀行への口座振込の場合、
金融機関名、本店支店名、預金種類、口座番号の入力が必要になりますので、入力してください。

ゆうちょ銀行の口座振込の場合、
記号及び番号の入力が必要になりますので、入力してください。

ゆうちょ銀行窓口での受取を希望する場合は、
ゆうちょ銀行の店舗名か郵便局名を入力してください。

最後に、マイナンバーの入力が必要です。
通知カードやマイナンバーカードを見て、12ケタのマイナンバーを入力してください。
面倒くさいですが、入力しないといけません。

印刷

プリントできる環境であるならば、確定申告書を印刷することができます。
確定申告書は、全てB様式で印刷されますが、問題ありません。
B様式は全てに使える確定申告書の様式なので、大丈夫なのです。

必ず、A4サイズの普通紙で片面印刷をしてください。

申告書等はAdobe Acrobat Readerで表示・印刷されますので、インストールしていない方はあらかじめインストールしておきましょう。

申告書等は全て印刷か、選択して印刷ができます。
基本的に全て印刷すれば、漏れなく印刷できます。

帳票表示・印刷をクリックしますと、PDF形式の申告書等をダウンロードできます。
そこからプリンターを使い、ファイルの内容を印刷してください。

印刷したら、まず最初に住所・氏名等の個人情報を確認してください。
ここに漏れなどがあったら、受理してくれません!
できることなら、作成した人以外の人にチェックしてもらうといいと思います。

提出

提出方法は、印刷した場合は郵送か税務署へ持参です。

提出する前に、
本人確認書類の写し(運転免許証がベター。裏と表の両方が必要です)と、
マイナンバー通知カード又はマイナンバーカードの写し(こちらも裏と表の両方が必要)の、
2つを必ず添付書類台紙に貼り付けてください。
どこに張りつければいいのかは、添付書類台紙を見ればわかります。
印鑑も認印で構いませんので、必ず指定された場所に押印してください。
また、持参する場合は万が一に備えて、
本人確認書類、
マイナンバー通知カード又はマイナンバーカード、
印鑑を持って行きましょう。

持参するときは、早めに持っていくことをオススメします。
提出期間中は、税務署が混雑いたしますので、受付までに時間が掛かります。
私は20分くらい待たされました。

受付では、申告書、控除証明書、本人確認書類とマイナンバー通知カード又はマイナンバーカードの写しを提出します。

そして提出すると控えの申告書を返してもらえますが、
控えの申告書にも必ず税務署の受理印を押してもらってください!
提出したのかしていないのか、わからなくなることを防げます。
郵送でも頼めば受理印を押印して返却してくれます。

いうまでもないことですが、必ず提出期間中に提出してください!
遅れても受理はしてもらえますが、印象が悪くなります。

その後

還付金が振り込まれることになりますと、3月~4月辺りに税務署から通知が来ます。
通知に書かれている日に、銀行の口座に振り込まれるか、窓口で受取ができます。

気をつけなくてはいけないのは、
申請内容によっては、追徴課税が来ることもあり得ることです。
よほどのことが無い限り、まずないと思って大丈夫ですが、
もし万が一、追徴課税が来た場合は、税務署の指示に従ってください。
(ルトくんは追徴課税をされたことが無いので、詳しいことは分かりません)

まとめ

・確定申告は、サラリーマンでも必要な人は申告する!
・会計ソフトが無くても、国税庁のホームページで作成できる!
・内容は正確に!
・添付書類も一緒に提出が必要!
・提出は提出期間中に出そう!
・税務署の受理印は、忘れずに押印してもらおう!

確定申告は、毎年必ずやってきます。
面倒くさいですし、領収書などを溜めておくのも大変ですが、
税務署は敵に回すと本当に怖いので、
ちゃんと申告しておくのが一番です!

分からないことは、税務署に聞けばちゃんと教えてくれますので、
お気軽に税務署にお問い合わせください!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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