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年末短期バイトをした話

いやー、大変だったよぉ!

新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年こと2021年の年末にですが、ルトくんは年末短期バイトをしてきました。

退職してから、久しぶりの労働となりました。

本当は12月から長期のアルバイトを行う予定でしたが、先方の都合で採用が無くなってしまいました。

こんなことってあるのかと思いつつも、どうしようもないことでしたので、泣く泣くその事実を受け入れました。(おかげでしばらくの間、何を信じたらいいのか分からなかった

しかし貯金も減っていき、失業手当も2月には打ち切りになるという現実が迫ってくる中、少しでも日銭を稼がないといけません。

ちょうど年末だったこともあり、短期アルバイトがいくつも無料求人誌に載っていました。

その中で、中央卸売市場での短期バイト募集に目が留まりました。

・果物を台車に乗せて運び、仕分けるだけの簡単作業!

・時給1300円!

・1日3時間で22日~29日までの短期!

これらの条件に惹かれて、応募してみることにしました。

他に「中央卸売市場で働くことに少なからず興味があった」ことも付け加えておきます。

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履歴書持参で面接

電話で問い合わせをしますと、指定された日時に履歴書を持参して面接を受けることになりました。

面接を担当するのは、夜勤の社員さんでした。

そしてなんと、面接をする会社は中央卸売市場の中に入っていました!(事務所は市場の外にあると思っていました)

市場の中にある会議室で面接を行い、面接の後に現場で実際に取り扱う荷物を台車に乗せて働けるかどうかのテストを行いました。

ダンボール入りのミカンを10ケースほど、台車に乗せてまた元の位置に戻しました。

これ、意外と重たいです。

合否は後日電話で来ると聞いて、その日は終わりました。

そして後日電話が来まして、見事採用となりました。

さらにこの時、時給は1300円と最初は聞いていましたが、集まりが悪いということで1500円に値上がりしたと伝えられました。

やったぜ!

実際に現場に入って分かったこと

働く日に作業服に身を包み、ドカジャンを来て中央卸売市場の中にある事務所に行きますと、そこで安全ベスト(オレンジ色で反射素材が使われた工事現場の人が使っているようなベスト)を渡されました。

名札がつけられていまして、作業中はこれをつけることになっていました。

タイムカードの扱い方の説明があり、タイムカードに出勤時刻を打刻してから、現場に入ります。

ちなみに労働時間は19時~22時まででした。

そこでは、次々に社員さんがリーチ(立ち乗り型のフォークリフト)で運んでくる大量の青果物を分けて、台車で運ぶことになりました。

しかし、いきなり問題が発生しました。

伝票代わりのシールを渡されて「はい、これだけここに持って行ってね!」と言われましても、「何を」「いくつ」「どこに」持って行けばいいのか、さっぱり分かりませんでした。

他のバイトの方に尋ねようとしても、すぐにどこかに行ってしまいます。

仕方がないので、他のバイトの方の動きを見ながら、見よう見まねで仕事に取り掛かりました。

そしてさらに、果物が入ったダンボールが重いです!

普段運動らしい運動をしていなかったことも祟って、あっという間に腕がパンパンになりました。

不慣れながら人の動きを真似て片付けていきますが、社員さんからは怒鳴られます。

「早くしろ!」

「さっさと持って行け!」

短期バイトなので、扱いがいいとは思っていませんでしたが、ロクな説明もなくいきなり現場に行って「はい、やれ」と言われてもできるわけがありません。

日雇い労働でも、現場に入ったら簡単な説明くらいはあります。

せめて伝票シールから「何を」「いくつ」「どこに」持って行けばいいのかを読み取る方法くらいは、説明が欲しかったです。

それでも、1時間もやっているとなんとなく分かってきます。

ベテランのバイトさんは、次から次へと市場の中を走り回って、スムーズに運んでは小分けに配置していきます。

どうやってその判断をしているのか、不思議に思うと同時に、すごいなと思いました。

こうして怒鳴られたりしながら1日3時間、22日~29日まで中央卸売市場の中で短期バイトをしました。

前半4日間は全身筋肉痛に悩まされ、後半4日間は痛風ではない足の痛みに悩まされました。

コミケを控えているのに、足が痛くて参加できなくなったらどうしようかと、思ったりもしました。

なお悪いことばかりではありませんでした。

最終日にはカップ麺の年越しそばが、社員さんからバイト全員に振舞われてみんなで食べたり、8日分の給料が現金で直接支払われました。

いや、年越しそばはともかく、給料は支払われて当然ですよね!?!?

年末短期バイトをしてみて分かった事

中央卸売市場で年末短期バイトをしてみて分かりましたが、市場は良くも悪くも職人の世界だと思いました。

効率的に仕事を片付けていく様子はすごいですが、仕事は現場で見て覚えろでした。

確かに現場に入らないと分からないことが多いのですが、簡単な説明もなく現場に入ることになったので、何をしたらいいか分からなくなってしまうことがありました。

役に立ちたいという気持ちが少なからずありましたが、逆に足を引っ張っているかと思いますと、気力が落ちてしまいます。

短期バイトなのであまり偉そうなことは言えませんが、最低でも「何を」「いくつ」「どこに」持って行けばいいのか、そしてそれは何を見れば分かるのかについて、説明が欲しかったです。

また、社員さんのガラが悪かったです。

怒鳴られるのは仕方がないですが、ビックリするような立ち振る舞いも見ました。

・「市場内禁煙」と書いてあるのに、堂々とタバコを吸っている。

・しかも市場内に吸い殻をポイ捨て(ある場所に大量に吸い殻が落ちていたことから、他にも同じように市場内で喫煙している人が多いと思われる)。

・通路の隅に痰を吐く。

ダンボールに入っているとはいえ、食品を扱っている場所でこのような立ち振る舞いをするのは、プロとしてどうなんだと見ていて思いました。

葬儀社に勤めていた頃にも、タバコを吸う人はいましたが、ホール内は当然ですが事務所でも誰も吸いません。

タバコは喫煙所で吸い、吸い殻はちゃんと灰皿に捨てていました。

都会の中央卸売市場よりも、田舎の葬儀社の方がタバコのマナーは上だと思いました。

最終日が終わって給料を手渡された時に社員さんから「また機会があればよろしくね!」と言われましたが、心の中で「お断りです!」と思いました。

翌日にコミケに行くために東京へ赴きましたが、年末短期バイトのおかげか多少は体力がついたらしく、あまり疲れは感じませんでした。

中央卸売市場がどういうところかも分かりましたので、いい人生経験になったと思います。

それではっ!

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