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ラジオで聞いた素敵なお話

ルトくんは、現在の会社の仕事柄、自動車を運転する機会が多いです。
田舎ということもあり、移動には基本的に自動車を使います。

ちょうど昨日のことです。
仕事で自動車を運転しているとき、私は1人でした。
なのでカーラジオを聞きながら運転していました。

日曜日だったということもあり、ラジオから流れてきた番組は
keep on smiling」でした。
おはスタで長年司会を勤められた、声優の山寺宏一さんがDJを勤めているラジオ番組です。
当初は、何の気も無く
「あ、山寺さんのラジオだ」
と思いながらBGM程度にしか認識していませんでした。

しかし、途中で「笑顔になれるお話」を山寺さんが読み上げるコーナーが始まった時、
その話の内容に感激してしまいました。

面白くていい話だと思いましたので、ここでも紹介させていただきたいと思います。
これは2018年1月21日(日)の朝9時からオンエアされた
「keep on smiling」で
実際に放送されたお話です。

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一杯のコーヒーが、一人の男性の命を救ったお話

アメリカかどこかの街に、グレンさんという方が住んでいます。
グレンさんは行きつけのドーナツ屋のドライブスルーでコーヒーを購入した時、
後ろの車の代金まで支払うということをやっていました。
グレンさん自身は、単なる小さなボランティアのつもりでやっていたそうです。

ある日、グレンさんはコーヒーを飲みながら新聞の投稿欄に目を通しました。
読者から寄せられた様々な投稿に目を通していくと、
グレンさんはある投稿に目を奪われます。

それは1人の男性からの投稿でした。
男性は半年前、人生がどうにもならなくなり、生きる希望を失っていました。
ある日、ドーナツ屋のドライブスルーでコーヒーを注文し、
「このコーヒーを飲んだら、自殺しよう」
と考えていたそうです。
そしてコーヒーを注文した時に、店員さんから思いもよらぬ言葉をかけられます。

「お代は、結構です」
どうしてなのか、男性は店員さんに理由を訊きました。
「お代は、前の車に乗っていたグレンさんからいただいています」
そう、その男性の前で注文していた車に乗っていたのは、グレンさんだったのです。
男性はさらに、グレンさんという方はいつもそうしているのかと尋ねます。
「いつも、後ろの車の分まで払って行かれますよ」
驚いた男性は、コーヒーを受け取ってからお礼を伝えようと、グレンさんの車を探します。
しかし、すでに走り去った後でした。

男性はその後、コーヒーを飲みながら、家へと戻ってきます。
その時、近所の人が家の前で車から荷物を下ろすのに手間取っていました。
「自分も、誰かの役に立ちたい」
そう思った男性は、車から降りて、近所の人に手を貸します。
荷物を運び終えた男性は、近所の人から
「ありがとう」
とお礼の言葉をいただきます。
男性から、自殺したい気持ちはすっかり消えていました。

それ以降、男性も人の役に立とうと、再び動き出すことができるようになりました。

グレンさんは驚きました。
確かに半年前にも、ドーナツ屋でコーヒーを注文した時、後ろの車の分まで払っていました。
グレンさんにとっては、あまりにも当たり前の事なので、すっかり忘れていたそうです。

新聞にその投稿が載ってから、グレンさんはちょっとした街の有名人になりました。
そして、影響はそれだけではありませんでした。
「グレンさんのように、自分も誰かのためになりたい」
そう思った人たちが、グレンさんの真似をし始め、
同じようにドライブスルーで後ろの車の分まで支払うのが広がり始めました。

そしてグレンさんは今日も、行きつけのドーナツ屋のドライブスルーでコーヒーを注文します。
もちろん、後ろの車のお代も支払っています。

話を聞いて

まさか、こんなにいい話を偶然とはいえラジオで聞くことができるとは思いもしませんでした。
それも会社の車のカーラジオからだとは!
人生、どこで何が起きるかなんて、全く分かりませんね。

ちなみにラジオでは、アイルランド出身の歌手、エンヤさんの「Orinoco Flow」も聞くことができました。
こちらは社労士講座を受けていた時に、お昼の休憩時に流されていたので、私にとってはちょっと思い入れのある曲だったりします。
おかげで懐かしい気分に浸れました。

「keep on smiling」
翻訳すると「笑顔でいきましょう」
すっかり気に入ってしまったので、また次の日曜日に聞けそうなら、朝9時にラジオのチャンネルを合わせたいと思います!
山寺さんのDJもとても良かったです!
全国のJFN加入のラジオ局で聞けます。
放送局は、ウィキペディアのページを参考にしてください!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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