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【骨髄提供】手術の翌日【第7段階】

手術は、無事に終了しました。

これもみんな、担当医の先生を始めとした優秀な医療スタッフの皆さんのおかげです。

ありがとうございました。

しかし、手術が終わったからといって、これでおしまいというわけではありません。

これから1日ほど、経過観察での入院が必要になります。

すぐにでも退院したかったのですが、手術後というのは、どんな手術であれ絶対安静を命じられるものです。しかもこれは医師の指示。それを守らないと、最悪病院を追い出されてしまうことだってあり得ます。

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鎮痛剤をもらう

目を覚ましてから、朝の検温と血圧測定を行うための看護師さんが来ました。

検温と血圧測定が終わってから、昨夜の腰の痛みのことを話しましたら、鎮痛剤を持ってきてくれました。

強い薬らしいので、朝食後に飲むように云われて、朝食を食べてからお茶で薬を流し込みました。

まだ痛みますが、多少はマシになったと思います。

そのときの朝食が、こちらです。

ご飯に牛乳という組み合わせなんて、中学校で食べた学校給食以来十数年ぶりです。

ご飯に牛乳の組み合わせはあまり好きではありません(牛乳にはやっぱりパンでしょ!)が、出されたものは残さず食べるようにしています。

なのでご飯はみそ汁で食べるようにしました。

食後には、血液検査も行われました。

すっかり慣れた血液検査ですが、やっぱり血を抜かれるのは緊張します。

先生が来て抜針!

その後、9時過ぎに担当医の先生がやってきました。

そして血液検査の結果を持ってきてくれました。

少しだけ白血球の数に異常値が出ていましたが、手術後なので別に変な病気になったとかそういうわけではありません。

ルト「先生、昨日はありがとうございました!」

先生「お疲れ様でした。こちらこそ、ありがとうございました」

そんな挨拶を交わしてから、処置が始まります。

先生が来ましたら、傷口を塞ぐために貼ってあるガーゼとそれを止めているテープの交換が行われます。

消毒薬が少ししみますが、これも耐えられないほどではありません。

そして点滴の針も、抜いてもらうことができました!!

ルト「これ(点滴の針)も、抜いてもらうことってできますか?」

先生「そうだね。もう点滴いらないから、抜いちゃっても大丈夫だね」

こうして、点滴の針も抜いてもらえました!!

ありがたいです!!

どうしても点滴の針が刺さったままですと、気になって気になってしょうがなかったです。

つくづく、入院するのに向いていない身体だと思いました。

そしてこちらが、本日のお昼ご飯です。

真ん中にあるのはかに玉で、左上のものは煮びたしです。

かに玉に入っているグリーンピースは苦手なのですが、タダで食べさせてもらっているので、残さずに食べましたよ。

もちろん、噛まずにグリーンピースだけ丸飲みしました!!

院内散策

歩けないほど痛いわけではありませんでしたので、院内を散策してみました。

もちろんですが、病院の外に出ることはできません。

病院の中にあるコンビニに行ったり、昨日手術を受けた手術室の近くまで行ってみたりしました。

病院内を歩いていて分かったのですが、病院にはいろいろな人がいます。

医師や看護師といった医療従事者。

病院受付にいる事務スタッフさんたち。

入院患者や外来の患者と、お見舞いに来たり付き添いできた家族の方。

外来患者か付き添いか分からない、お年寄りの方。(本当に分からない人が何人もいた

清掃業者のスタッフさんたち。

製薬会社や医療機器メーカーの社員と思わしきスーツの人。

売店や理容店、薬局のスタッフさんたち。

大きな病院になりますと、医療従事者以外の人が多いくらいかもしれません。

まるで一つの社会が、そこには存在しているようでした。

なお、暗くなってきた時間帯に歩きますと、また病院内は違った雰囲気になります。

メインロビーが閑散としていて暗く、病院のスタッフも帰る人がちらほらいまして、昼間の活気がある病院ではありませんでした。

唯一(?)人が集まっていた場所は、救急処置室の外のロビーでした。

そこを通りかかりますと、心配そうな家族の人と思わしき人が何人もいました。

ルトくん
ルトくん
気の毒なことだけは起こりませんようにと、祈るような気持ちを抱きました!

夜は9時が消灯時間になっていますので、なるべく9時までには病室へと戻るようにしました。

食べ物の自動販売機で買い食いしてみる

病院のロビーの近くに、食べ物を販売している自動販売機がありました。

オフィスビルや大学などにあります、菓子パンやお菓子を売っている自動販売機ではありません。

冷凍したジャンクフード(ハンバーガーやホットドッグ、焼きおにぎりなど)を、

内蔵されたレンジで解凍してホッカホカの状態にして販売するという、

あまり見たことが無い自動販売機でした。

興味が湧いたのと、ちょうど午後3時頃だったので、買い食いしてみることにしました。

食事制限などはありませんので、自由に飲み食いはできます。

購入してみましたのは、こちらの「台湾飯」です

おカネを入れてボタンを押しましたら、2分近く掛かって出てきました。

漢字で堂々と「台湾飯」と書かれていますが、その上には「チューカハン」と全く違う読み仮名が書かれています。

どっちなんだよ!!

そう突っ込みたくなりました。

中身は、こうなっていました。

台湾ラーメンに乗っかっているミンチを、そのままご飯に乗せたようなものです。

台湾まぜそばの追い飯みたいです。

食事の際に使用しているスプーンで、食べてみました。

パッケージには「辛い」と書かれていましたが、それほど辛くはありませんでした。

味は冷凍食品の味ですが、美味しかったです。

自動販売機ではこれ以外にも、ハンバーガーセットやたこ焼き、焼きおにぎりも販売されていました。こうした食品を販売している自動販売機が、もっと街中にも増えてほしいものです。

食べ終わった後の空になった容器は、病室のゴミ箱に捨てておきました。

余談ですが、パッケージにも「スプーン付き」と書いてあり、実際に箱の中にはスプーンが入っていました。(2枚目の画像参照)

しかし、ルトくんはスプーンに全く気がつかず、付属のスプーンは1回も使用しないままゴミ箱に捨ててしまいました。

スプーンが入っていたことに気づいたのは、ブログ用の写真を選別していた時でした。

消灯までの長い時間

夕方6時になりますと、早めの夕食が病室に運ばれてきます。

入院最後の夕食は、こちらです。

こうして病院で夕食を頂くのも最後かと思うと、少し感慨深いです。

入院して初めて分かりましたが、病院食はとっても美味しいものでした。

マズかったり、味気ないイメージが長いことありましたが、入院生活での病院食はそのイメージを払拭するのに十分すぎるものでした。

味、栄養バランスは完璧そのもので、一刻も早く退院できるようにとの配慮が見えてきそうです。

少し物足りなかった点があるとすれば、全体的に量が少なめだったことでしょうか。

しかし、歩くぐらいの運動しかできない入院生活では、あんまり量が多いと太ってしまうかもしれません。

なので、これでちょうどいい量なのかもしれないと、思うことにしました!

足りない分は、病院内のコンビニや自動販売機で補えるので、問題なしです!

夕食を終えた後は、消灯時間までの間をテレビを見たりして過ごしました。

本来は9時に消灯なのですが、入院しているのは大部屋ではなく個室です。

あんまり夜遅くまで起きていたり、騒いだりしなければ怒られたりしないだろうと考え、消灯時間を過ぎてもテレビを見ていたりしました。

実際、10時を過ぎてもテレビを見たり、スマホをいじったりしても何のお咎めもありませんでした。

しかし、あんまり夜更かしするのも禁物です。

見回りの看護師さんが来ないうちに、早めに寝ることにしました。

おまけ

その1 ゾロ目

病室には、テレビカードを入れて観ることができるテレビが設置されています。

普段テレビをほとんど観ないルトくんですが、この時ばかりはテレビを見ました。

そして3日目。

こんな光景を撮影することができました。

ゾロ目ですよ、ゾロ目!!

ZO☆RO☆ME!!(ネタが古い

スリーセブンではありませんが、ちょうどゾロ目になっていましたので、思わず撮っちゃいました。

これはこれでなかなか見られない光景なので、ある意味貴重です。

なお、このベッドの横に置かれているテレビが設置されていたりするサイドテーブルですが、

専門用語では「頭床台(とうしょうだい)」といいます。

そしてなんと、市販されています!!

病室に置かれているものと違い、テレビカードを入れるシステムはついておりません。

しかし、それ以外はほとんど病室に置かれているものと変わりません!

気になる方は、購入してみてもいいかもしれません。

使ってみて分かりましたが、けっこう便利ですよ!!

ルトくんもベッドサイドテーブルと共に、欲しいと思い続けています!

その2 昼食時に

昼食が運ばれてきた時のことです。

早速食べようとしましたら、様子がおかしいことに気がつきました。

こちらの写真を、よく見てください。

右側の食器の下に、何かの紙が敷かれています。

紙を広げますと、このようなものでした。

なんと!!

夕食のおかずを2種類のうちから選べるという希望用紙でした!!

病院食なのに選べるなんて!!

これはすごい!!

しかもどちらも美味しそうだ!!

早速、おかずをどちらにしようかと思い、ペンを手にしました。

しかし、その時点でなんだかおかしいことに気がつきました。

写真では小さいので分かりにくいですが、

選べる夕食は全て、11日、12日、13日のものでした。

つまり、ルトくんが退院した後に提供されることになっていたのです!!

なあんだ……。

結局、これを食べられる日は来ないのね……。

期待して損しちゃった……。

残念ではありましたが、こればかりはどうしようもありません。

仕方なく、昼食を食べ終えた後に空になった食器と共にトレーに乗せて、病棟廊下に置かれた配膳用ワゴンまで持っていきました。

それにしても、病院食といういわば給食のような大量調理がされているものなのに、内容を一部患者からの申し出によって選べるようになっていたとは驚きでした。

それもメニューは、病院食に似つかわしくない、大衆食堂で出てくるようなメニューばかりです。

長期の入院生活をしている患者にとっては、この些細なことがとても嬉しいのかもしれません。

自分の知らない世界を、また1つ垣間見れたような気がします。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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