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有機溶剤作業主任者技能講習のすゝめ

こんにちは、ルトです。

突然ですが、皆様は国家資格をお持ちですか?
国家資格と聞くと弁護士や医師などの専門的な勉強をして取得する、
難しい資格を想像するかもしれませんが、
国家資格の中には簡単に取得できるものもあります。

自動車の運転免許が有名だとは思いますが、今回はある意味運転免許よりも取得が簡単な国家資格であります「有機溶剤作業主任者」についてお話ししたいと思います。
ちなみにこの資格、私ルトくんも所有しています。

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・有機溶剤作業主任者って?

有機溶剤作業主任者とは、労働安全衛生法という法律によって規定された作業主任者の資格です。
資格の種類としては国家資格であり、技能講習というものに区分されています。
免許>技能講習>特別教育
というような区分になっています。

どんな資格かといいますと、
有機溶剤作業主任者」とは、
①作業に用いる有機溶剤による汚染や溶剤の吸入を防いだ作業方法を決定し、従事労働者の作業を指揮する
②局所排気装置、プッシュプル型換気装置または全体換気装置の点検
③保護具の使用状況の監視
④タンクの内部における作業の有機溶剤中毒防止措置が講じられていることの確認をする責任者です。
事業者は、労働災害を防止するため、屋内作業場又はタンク、船倉若しくは坑の内部その他の厚生労働省令で定める場所において、有機溶剤(当該有機溶剤と当該有機溶剤以外の物との混合物で、当該有機溶剤を当該混合物の重量の5パーセントを超えて含有するものを含む。)を製造し、又は取り扱う業務で、厚生労働省令で定めるものに係る作業については、有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者のうちから、「有機溶剤作業主任者」を選任し、その者に当該作業に従事する労働者の指揮その他厚生労働省令で定める事項を行わせなければなりません。(労働安全衛生法第14条、同施行令第6条第22号、同別表第18第22号)
このように規定されています。

少し前置きが長くなってしまいましたが、私ルトがこの有機溶剤作業主任者の取得を思い立ってから実際に取得するまでの経緯をお話ししていきます。

私がこの資格の存在を知ったのは、よく見ていた資格のことをまとめたサイトでした。
2014年の4月当時、就職が決まらないまま大学を卒業してしまったので、
「何か売り物になる資格を取得しないと就職できないかもしれない!」
という思いに駆り立たれていました。
そこでいくつかの方針を立てて資格を取得しようと情報収集をしていました。
そんな時に見つけたのが、この「有機溶剤作業主任者」でした。

・二日間の講習を受講して最後に修了検定という簡単な試験を受けて合格すればOK
・しかも国家資格であり法律で事業者に必置義務が課せられている。
・有機溶剤を扱うため、工場やクリーニング店からはひっぱりだこ。
・すでに所有している危険物乙四と相性もいい。

とんでもなくお得な資格だと思った私は、すぐに近くで講習が行われる予定があるかどうかを調べました。
すると、なんとすぐ翌月の5月にすぐ近くで行われることが分かりました。
まだ募集人数にも空きがあり、まさに願ったりかなったりな状況でした。

・申し込み方

すぐに申込用紙をダウンロードして印刷し、記入して顔写真を撮影し、受付窓口となっている市内にある労働基準協会へと車を走らせました。
受講料を支払って申込用紙と顔写真を提出しますと、はがきサイズの受講票がもらえました。
そしてしばらく、開講日を待つことに。

・1日目

開講日1日目。
待ちに待った初日です。
車で受講会場に向かいますと、朝早くだというのに大勢の人が!
しかしそのほとんどは、私よりもずっと年上の男性でした。
私服の人が半数で、残りの半数は作業服を着ています。
おそらく、会社から「この資格を取得するように」と社命で来た人なのかもしれません。
私が最も若かったのではないかな、と思っています。
ペットボトルのお茶を買い、教室の前で初日の受付を済ませますと、テキストが手渡されました。そのテキストを手に、教室に入りました。
隣の人と鞄一個分ほどしか距離がなく、かなり窮屈な思いをしました。
9時になりますと、薬剤師の方が講師として教室に入ってきまして、安全教育のビデオを見たり、テキストの内容を朗読するという座学形式の講習が始まりました。
途中に二、三回ほど10分~15分のトイレ休憩がありました。
ちなみにお昼は会場のすぐ近くにセルフ形式のうどん屋があり、そちらで蕎麦の大盛りを注文して食べました。
午後にも同じように講習が行われます。
ここまで来ますとお分かりかと思いますが、とんでもなく眠くなります。
いやもう、眠いのなんの。
学校の午後の授業に匹敵する眠さでした。
私は寝ることなく真面目に話を聞いていましたが、中には机に突っ伏している方もいらっしゃいました。(笑
夕方5時に初日が終了しました。

・2日目と修了検定

開講日2日目。
この日で終わりですが、最後まで気を抜くことはできません。
何を隠そう、受講して修了検定をパスしますと資格が取得できるのですが、
逆に云えば受講しないと何をしても資格は取得できません。
最後の修了試験だけ受けてパスすればいい、というわけにはいきません。
ちゃんと決められた時間分、講習を受講することが資格取得の条件であると、法律でも規定されているのです。
そんなことを思いながらも、2日目がスタート。
相変わらず実技も何もない座学だけの講習です。
昨日と同じように9時に始まり、同じうどん屋でお昼を済ませ、また午後が始まりましたが、ちょうど昼過ぎの3時になったとき、大きな動きがありました。
休憩に入る直前、この後に修了検定が始まると知らされ、時間になるとテキストは鞄にしまうように指示がありました。
そしてテスト用紙のようなものが配られ始めたのです。
そう、このテスト用紙こそが修了検定でした。
いきなり始まった修了検定ですが、テキストを見ることは当然許されませんので、自力で解いていきます。
しかしこの修了検定、とんでもなく優しい問題がほとんどです。
寝ることなく真面目に受講していれば、ほぼ満点合格できるような問題ばかりが出てきます。
事実、退出可能時間になりますと答案を提出して教室を出て行かれる方がちらほら見えました。
私も答案を解き終えますと、荷物をすぐにまとめて答案を提出し、さっさと教室を出て行きました。

答案を提出した時に「しばらく外の廊下で待っていてください。修了証をお渡ししますので」と指示がありましたので、しばらく廊下で待っていました。
すると、私の名前が呼ばれたので返事をしますと、免許証くらいの大きさのラミネートされたカードを手渡されました。
カードには「有機溶剤作業主任者技能講習修了証」という文字が並んでいました。
さらに私の名前と生年月日、技能講習を行った教習機関名、本籍地が記載されていました。
そして最も驚いたのは、申込用紙を提出した際に共に提出した顔写真が修了証と共にラミネートされていました。
あぁ、ここで使うためのものだったのね。
そう納得した私は、他に修了証を受け取った人がポツポツと帰って行くのを見て、これで完全に技能講習は終わったと察し、私も車で家へと帰りました。

・取得して

これを取得したからといって、すぐに就職できるものではありませんが、とてもいい勉強になりました。
有機溶剤の中には、ガソリンエタノールといった身近なものも含まれていますし、シンナーなどのように吸うと中毒になるものも含まれていることを知りました。
それらから身を守る方法を学べて、死ぬまで有効の国家資格を手に入れたのは大きな収穫だったと思います。
そして、資格を取得することは素晴らしいことだと再確認しました。
技能講習の入門としても、いい資格だと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!