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【今だからこそ】甲鉄城のカバネリと新型コロナウイルス【見るべきアニメ】

つい先日のことなんですが、いつものようにTwitterを見ていましたら、こんな画像が流れてきました。

完全なネタ絵ですが、とっても面白かったのでRT(リツイート)しました。

そしてこちらのツイートに対するリプ欄を見ていくうちに、こんな画像が現れました。

最初見た時は「なんだこりゃ?」と思いました。

血まみれで走る、ヘッドライトを点灯した流線形の蒸気機関車。

扶桑城? どう見ても南満州鉄道のあじあ号そのものだぞ?

CNR SL-751.jpg
Manfred Kopka投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる(Wikipediaより引用)

どうみてもこれです

ちなみにこの一つ目入道みたいな蒸気機関車、パシナ型蒸気機関車といいます。(豆トリビア)

しかし血まみれですし「カバネリ」という単語も出てましたし、何より何かのアニメのワンシーンであることは確実に分かりましたので、仕事から帰った後に調べてみました。

そして分かったのは「甲鉄城のカバネリ」という2016年のアニメのワンシーンでした。

翌日の仕事が休みだったこともあり、さらにdアニメストアアマゾンプライムビデオで配信されていましたので、いい機会だと思って見てみました。

そうしましたらねぇ、これがとっても面白かったんです!!

世界観もストーリーも、ガジェットも自分の好みとマッチしていまして、どうしてこんな面白いアニメを知らなかったのかと悔やまれるほどでした!!

もっと早く知っていたかったです!!

全12話と劇場版がありましたが、どちらも一気見してしまいました!!

しかし同時に、とんでもないことにも気づいてしまいました。

「これ、もしかして今のコロナウイルスの状況と似ているんじゃ・・・?」

それに気づいてしまったとき、ルトくんは甲鉄城のカバネリこそ、今見るべきアニメだと痛感いたしました。

なぜコロナウイルスの状況と似ているのか、お話していきたいと思います。

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カバネリの世界観

甲鉄城のカバネリ(以下、カバネリ)の詳細な世界観は、Wikipediaや公式サイトなどに書かれていますが、簡単に要約すると次のようになります。

・カバネというゾンビのような化け物に覆い尽くされた日本。

・カバネに噛まれたら、ウイルス感染して噛まれた人もカバネになってしまう。

・カバネになってしまうと治療法がないため、殺されるか完全にカバネになる前に自殺するしかない。

・そのため「」と呼ばれる要塞に引きこもって人々は生活している。

・駅の間を行き来する「駿城(はやじろ)」という装甲蒸気機関車で物資を行き来させ、生活を成り立たせている。

・駅に駆城が到着すると検疫が行われ、カバネに感染したと疑われる者は三日間牢に入れて隔離される。

そんな進撃の巨人のような世界観の中で、主人公の生駒(いこま)が対カバネ用の武器を作り上げるが同日にカバネに占拠された駿城が駅に突入。地獄となってしまう。

生駒は自作の武器で撃退するが、同時にカバネになってしまう。しかし、ギリギリで感染を食い止めるが、人とカバネの間に存在する「カバネリ」となってしまう。

そして甲鉄城という駿城で駅を脱出し、物語が始まる…。

このような世界観になっています。

コロナウイルスとカバネリの世界観の相似点

では、どこがコロナウイルスの状況と似ているのか?

それは次の通りです。

・カバネというゾンビのような化け物に覆い尽くされた日本。

これ、カバネをコロナウイルスに置き換えたら、まんまですよね。

このことに気づいたとき、事実は小説より奇なりという言葉は本当なんだと思いました。

・カバネに噛まれたら、噛まれた人もカバネになってしまう。

これもまんまです。

コロナに感染してしまうと、新型コロナウイルス肺炎を発症しますね。

・治療法がないため、殺されるか完全にカバネになる前に自殺するしかない。

治療法がないという点でも、新型コロナウイルスとカバネは似ています。

もちろん、新型コロナウイルスに感染しただけで殺されたり、自殺に追い込まれるようなことはありません。

しかし、恐怖に支配されて人々が集団ヒステリーになると、もしかしたら違った世の中になっていたかもしれません。

世界の状況を見ていると、そう思わずには居られませんでした…。

・「」と呼ばれる要塞に引きこもって人々は生活している。

緊急事態宣言に伴う外出自粛やテレワークへの流れを見ていますと、これも似ているように見えてきました。

現段階では緊急事態宣言は解除されましたが、また感染爆発するようなことが起これば、再び外出自粛になったりするかもしれません。

・カバネに感染したと疑われる者は三日間牢に入れて隔離される。

これもカバネを濃厚接触者に置き換えると、とても分かりやすいです。

カバネに感染してもその傾向が見られない人は、三日後にはカバネになるそうです。そのため三日間は牢に入れて、いつカバネになってもいいように対処されます。

濃厚接触者は医師や保健所などの指示でだいたい二週間、自宅などで隔離されますよね。

その間に症状が出なければいいのですが…。

どうすればいいのか?

正直、ここまで新型コロナウイルスによる日本の状況と、カバネリの世界観がマッチするとは思いもしませんでした。

カバネリの世界では、カバネになってしまうと治療法がないため、人々は大変にカバネを恐れています。まぁモロにゾンビですし、怖いですよね。

しかし同時に、カバネリでは生駒や一部の登場人物が「カバネを恐れない」ことでカバネやカバネを異常に恐れる人々に対して立ち向かっていました。

そして印象深かったのが、生駒の友人である逞生(たくみ)が、劇場版の「海門決戦」のラストシーンで云っていた、こちらの言葉です。

「人を怖がって、憎んで、その気持ちが抑えられなくなったのがカバネなのではないか」

この言葉は、新型コロナウイルスへの向き合い方でも通用すると思います。

感染者や濃厚接触者、そしてそれらに対処する医療従事者、外出して仕事をする運送屋さん等一部の職業の人への恐れ。

対応が後手だと批判され、現金給付を遅いや少ないと云い、必死になって対応している政府や公務員、そしてそんな状況に対する憎しみ。

この気持ちを抑えられなくなった時。

そこにいるのは一体誰なのでしょうか?

自分はならないと思っている人は、魔女狩りの歴史を調べてみて下さい。

そしてもしかしたら、この状況を意図的に作り出し、利用しようとしている人だっているかもしれません。

恐怖を煽り、憎しみを抱くように情報を流し、人々を奔走させる。

美馬のような立ち位置の人がいるとしたら、それはマスコミなのかもしれません。

新型コロナウイルスのカバネにならないために、何をすればいいのか。

緊急事態宣言が解除された後でも、どう動いていけばいいのか。

それを考える一助になっていただければ、幸いです。

今回紹介しました「甲鉄城のカバネリ」は、dアニメストアアマゾンプライムビデオで配信されています!!

興味を抱きました方は、是非登録して視聴してみることをおススメします!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!