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骨髄バンクにドナー登録したぞ!

先日のことになりますが、私は人生における大きな決断をいたしました。

それは、骨髄バンクへのドナー登録です。

骨髄バンクにドナーとして登録できることは、昔から知っていました。
ドナーの数も十分とはいえないことも、ACのCMなどで知っていました。
しかし、私は登録可能な年齢になってからも、なかなかその決心がつきませんでした。

理由は、怖かったからです。
骨髄液を採取して移植するドキュメンタリーを見たことがありますが、
「大人でも悲鳴を上げるほどの激痛を感じる」
ということを知り、怖くて登録する気になれませんでした。
その時のことは、長い間私の中に存在していました。

しかし、それを変える出来事が起こります。
それは職場でのことでした。

私の勤めている職場には、アルバイトという形で一人、業務を手伝っている方がいます。
その方の本職は自営業で、私の職場とは全く別の仕事をしています。

その方とは仲が良く、いろいろ話をすることがありましたが、
ある日、骨髄を提供したときのことを話してくれました。

私が「詳細キボンヌ(意訳)」(古い)とお願いしますと、
快く詳細を話してくれました。

話の内容は詳細には書けませんが、
話を聞き終えた私は、骨髄移植への恐怖はすっかり消えていました。
そしてさらに、
「献血と骨髄バンクへの登録、絶対にやろう」
と強く思うようになっていました。

しかし、かといっていきなり献血ルームに行って登録するのは
少々ハードルが高かったため、
まずは普通の献血を行うことにしました。
(そのときの記事は、こちら↓)

それからしばらくして、私は骨髄バンクへの登録を行うことになりました。

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まずは資料請求

最初に行ったことは、日本骨髄バンクのホームページから資料請求でした。
ホームページ上に「チャンス」というドナー登録のしおりがPDFで公開されています。
そこを順番に見ていきますと、最後に「承諾してドナー登録する」というボタンが現れます。
そこをクリックしますと、登録申請書のPDFがダウンロードできます。
印刷して記入し、献血ルームの受付や一部の保健所に持ち込みます。

印刷できる環境にない場合は、PDFをコンビニなどで印刷することもできます。
また郵送で取り寄せることも可能です。

私は印刷できましたが、郵送で取り寄せました。
いつでもしおりを見れるようにしておきたかったためです。

登録申請書に必要事項を記入しましたら、
後は窓口に持ち込みます。

献血ルームに提出

本当は休日に近くに立ち寄った時にしたかったのですが、
急な仕事で休日が潰されたので、なんとか確保した休日の午前中に行くことにしました。
(クソブラック企業くたばってくれ)

以前献血を行った献血ルームに出向き、窓口で登録申請書を提出します。
提出する際に、献血カードの登録番号も記入しました。
手続きのため、しばらく他の献血者と共にロビーで呼ばれるのを待ちます。

もちろん、ドナー登録に来ただけでも他の献血者と同じように
お菓子やジュースは無料で食べ放題、飲み放題です。
うーれしー!

係員から
「献血もしていかれますか?」と聞かれたので、
「実は1ヶ月前にしてます」と答えますと
「じゃあ、登録だけですね」と言われました。

献血は一年の間にできる回数と期間が決まっていますので、
それ以上は希望してもできません。

血圧測定と採血

名前が呼ばれますと、健康状態と血圧の測定、そして採血が行われます。
健康状態も血圧も、全く問題ありませんでした。

そして検査のために採血が行われます。
注射器一本分の血液が抜き取られます。
注射が嫌いなこともあり、針を刺されるのは大の苦手です。

しかし、献血と同様、これを通らないためにはドナー登録ができません。
痛みに耐えて血液を抜きます。

血液を抜き終わりますと、一旦休憩です。
再びロビーへと戻り、呼ばれるのを待ちます。

また採血があるかもしれないと思った私は、
献血の前と同様に、
温かい飲み物を飲んでおくことにしました。

DVD視聴

再び名前が呼ばれます。
案内されて、献血するためのイスに座ります。

「やっぱり採血するんだな。だけど、これでドナー登録できるんだ。
痛みに耐えて、登録しよう!」
そんな意気込みを持って、イスに座りますと、
看護師の方がDVDをセットしました。

「これを最後まで見て下さいね」
そう云われて始まったのは、
ドナー登録の流れと提供することになったときの流れを
全て解説するビデオでした。

ドナー登録のしおり「チャンス」や
日本骨髄バンクのホームページで
何度も確認した内容の再確認といった感じがしました。

正直「またか」と思うことが何度かありました。
しかし、何度も繰り返すということは、それだけ重要な事でもあります。
他ごとを考えたりせず、真剣に見るように努めました。

そしてそれを見終えますと、
採血されることなくロビーに戻されます。

採血があると思っていた私は、拍子抜けしました。

登録カードの交付

ロビーに戻ってきますと、係員からドナーカードが交付されました。
クレジットカードなどと同じように、名前を記入するスペースが作られています。
このドナーカードが、骨髄バンクにドナー登録をしているという証になります。

登録検査のためとはいえ、一応血を抜かれていますので、
少し休憩してから帰ることにしました。
しかし、ロビーが献血に来た献血者でごった返してきたため、
私はすぐにドナーカードを手に、献血ルームを後にしました。

実際にやってみて

意外とすんなり登録が終わったことに、少し驚いています。
掛かった時間は、受付からドナーカード交付までで、30分程度です。
まさか、こんなに早く終わるとは思ってもいませんでした。

ドナー登録には上限があり、55歳までの方しか登録できません。
早くに登録しておけば、それだけ骨髄を提供できるチャンスが増えます。

登録したからといって、何か特別変わったことはありません。
しかしこれで、私もいつか誰かの役に立つ時が来るかもしれません。

なのでより一層健康に気を遣い、病気やケガの内容にしていきます。
また自動車などの運転も、これまでも慎重な運転を心がけてきましたが、
今まで以上に慎重に運転するようにしていきたいです。

そして私は、ドナー登録したことで、1つの誓いを立てました。
「もし適合者として骨髄提供を行うことになった場合、
たとえその時に勤めている仕事を失うことになったとしても、
骨髄を提供して患者さんの命を救うことに協力する」

これが、私の立てた誓いです。

仕事はまた探せば見つかるかもしれません。
しかし、患者さんに適合する骨髄液は二度と見つからないかもしれません。
なので適合者となった時は、必ず提供するようにしていきたいです。

もちろんですが、これは私が自分自身と約束したことです。
他の人には、ここまで重く考えることは望んでいません。

あくまでも「善意」によって支えられている制度です。
そんなに重く考えずに、
「誰かの役に立てたらいいな」
という軽い気持ちで登録していただけると、ルトくんも嬉しいです。

なおこの後、私は急きょ勤め先から呼び出されてしまい、
せっかく確保した休日がなんと半休になってしまいました!!

チクショー!!(古

勤務時間不定期、
肉体労働有り、
誰に対しても気を遣いまくる、
拘束時間はかなり長い、
給料は総支給で20万円を切ってる。

こんな正社員生活もう嫌だ!!
都会でバイト掛け持ちするほうがマシだ!!
絶対いつか会社辞めてやる!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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