【マンガレビュー】きつね美女とぶこつ猟師を読んだぞ！【かっく先生】

こんにちは、ルトです。

先日、発売が決定してから到着を楽しみに待ち望んでいた１冊の本が到着しました！

それはこちらです！

みやこかっく先生の「きつね美女とぶこつ猟師」です！
略称は「きつぶこ」となります！
発売が１１月３０日に決まったとTwitterで報告があった時、すぐに注文しました。

こちらは、以前からかっく先生がTwitter上で連載していた同タイトルのマンガをまとめたものになります。
しかし、ただまとめただけではありません！

Twitter上で連載されていたものとどう違うのか、解説していきたいと思います！
これを読み終えたころには、きっとあなたも注文したくなっていること間違いなしです！

ルトくん

Twitter連載時から読んでいたけど、本当に尊い！

主な登場人物

きつね美女
本作の主人公。
ぶこつな猟師の元に押しかける形で嫁入りしてくる。
その正体は白い狐。
本名は「雪藻（ゆきも）」

ルトくん

神使の狐は白が多いそうですが、何か関係があるのかも！？
ちなみにルトくんも白いですよ（関係ない

ぶこつ猟師
本作のもう１人の主人公。
１人暮らしをしている猟師。
狩猟で使う武器は火縄銃。（断じて村田銃ではない）
１人で暮らしているのには、過去に何かがあったようだ。
本名は「大吾（だいご）」

ルトくん

明治時代の猟師だから、火縄銃というのは時代考証からして正しいです！
かっく先生がいかに研究されて設定されたのかよく分かる貴重な描写です！

おおまかなあらすじ

時は明治時代――

雪降る日のこと、１人暮らしをしている若い猟師の家に、１人の美女がやってきます。
猟師仲間の話から、猟師は美女の正体が雪女で自分を殺しに来たのではないかと疑います。
しかしその美女はすこぶるよく働き、猟師を殺そうとは思えません。
そしてある日の晩に、猟師が問い詰めてついに正体を現します。

正体はなんと、白い狐でした！！

これに驚いた猟師は、白い狐がかつて自分に助けてもらったことがあり、そのことから猟師を慕うようになったと知ります。
そして狐の美女は半ば押しかける形で、猟師の家で同居生活を始めることになりました。

以上が、おおまかなあらすじになります。
ここまで見て分かることは、お話は「異類婚姻譚」です。さらにツルの恩返しなどに見られる「昔助けてもらった動物が恩返しをするために美女になってやってくる」という、昔話でよくあるパターンを踏襲していることが分かります。

ルトくん

王道パターンです

異類婚姻譚やこうした昔話でお決まりとなっているパターンは、どういうわけか人を惹きつける何かが隠されているような気がしてならないのです。

特に狐との異類婚姻譚は、日本霊異記や今昔物語などの古い書物や人形浄瑠璃の葛の葉、日本各地の民話でもたびたび題材として取り上げられてきた定番中の定番です。
ルトくんもTwitter上で第１話から読んできましたが「これは面白い！　そして尊い！」とすぐにファンになってしまいました。