左翼の戦争イメージは古すぎる
3月30日の夜、何気なくTwitterを見ていると、ある人が「戦時中に行われた犬の供出」について呟いていた。
戦時中に行われた犬の供出については、僕も知っている。軍用犬とするために、犬を飼っている人が愛犬を国に差し出すことは実際に行われた。
二度と起きてほしくないである。
しかし、僕はこの話をしている人が「父が言っていた」と前置きしていたことで、違和感を抱いた。
戦時中の出来事を覚えているとなると、この人の父は戦争中当時、どんなに若かったと仮定しても、少国民世代以上となる。
少国民世代とは、戦時中に小学生~中学生くらいだった人たちのことだ。2026年時点では、90代~100歳辺りの年齢のお年寄りとなる。
そこから逆算した場合、この人はいくつなんだ?
僕は疑問に思って、引用リツイートでコメントを出して「年齢を考えると父の話とするには、信ぴょう性に疑問が残ります。おじいさんの話なら理解できますが、その話は本当ですか? 虚偽か別の人の話と間違えていませんか?」とコメントした。
僕が虚偽を疑ったのは、その人はフェミニストを自称していたからだ。
フェミニストは平気で嘘をつく生き物だ。
その結果として「自分は父の遅い生まれの子供」ということが分かった。
それなら一応納得はできたが「だったら最初から分かるように書け!」と思ったものだった。
それに、戦時中に行われた犬の供出を例に出して「戦争が起きたらこういうことがまた起きるぞ!」と反戦の機運を盛り上げようとするのは、稚拙だと言わざるを得ない。
戦時中と違い、現在はそんなことが起きる可能性は非常に低い。
そもそもが、犬を民間のペットから供出する必要など無いのだ。
現在の自衛隊でも「自衛隊警備犬」として犬を使用している。
警備犬は、ブリーダーから素質があるとみなされた犬を一括購入し、その後ハンドラーとなる隊員が訓練を施して警備犬に育てていく。
つまり、現在の警備犬は盲導犬を始めとした介助犬や警察犬と同じで、民間のペットからなるわけではない。
だから戦時中のような犬の供出なんてする意味が無い。
「今戦争になったら、大切なペットが戦争に行ってしまう!」など、大嘘もいいところだ。
未だに第二次世界大戦の時のイメージで、戦争を語っているケースが多すぎる。
特に左翼は、第二次世界大戦の戦争のイメージしか持っていないと言ってもいい。
それもなぜか、戦争末期の一番悲惨だった頃のイメージだ。
しかし、現在の戦争はそんなものじゃないことは、2022年に始まったロシアのウクライナ侵攻によって証明された。
もちろん塹壕で戦う兵士や戦闘機に戦車も使われているが、それだけではない。
ドローンによる攻撃や、無人誘導弾などによるハイテク装備が攻撃してくるのが、現在の戦争だ。ミサイルに関しては、言わずもがなである。
そして通信を狙ったハッキングなど、戦場以外のところでも戦争は行われている。
スパイによる情報操作や経済制裁は、戦争中以外でも行われている「見えない戦争」ともいえる。
左翼は第二次世界大戦の戦争のイメージから、脱却するべきだ。
今の日本で「戦争=第二次世界大戦の戦争のイメージ」を思い浮かべる人は、左翼以外にはいない。
「戦争はイヤだ」というのは誰しもが同じだ。
だからこそ「どうやったら戦争を防ぐことができるのか」を考えた結果、現在では「防衛費を増やして自衛隊員の待遇を改善したり、最新鋭の兵器を導入して防衛力を強化しよう」という考えが支持を得られるようになっている。
しかし、左翼はそれさえも「戦争に繋がる!」として反対する。
左翼にとっては「日本が自国を守る為のありとあらゆる行動=戦争」なのだ。
もうそんなカビが生えたような古くさいイメージで、戦争を語らないで欲しい。
